台風直後に活用したい次亜塩・雨宮悠天のレギュラーラジオ@FMいずみ
連休は最大級の台風に見舞われ、宮城県では丸森、七北田、富谷で河川の氾濫が置き、住宅が浸水されたご家族の方もいらっしゃいました。
今月は、台風が去った今小さなお子さんからご年配の方まで安全と健康を保つために、殺菌やカビの抑制効果が高い次亜塩の活用についてお伝えしようと思います。
今月の放送の模様の音源はこちら↓
次亜塩って何?
次亜塩素酸ナトリウムを次亜塩と略していました。
※音声ではちょっと長いので次亜塩と略してお伝えします。
次亜塩は塩素系漂白剤に含まれており、殺菌の効果も高く、安定度が高い成分です。
塩素系漂白剤などと言うと、ボトルに混ぜるな危険などと書かれている場合が多いので、とても危険な劇薬に思えますし、肌に付着すると荒れたりするのではないかと思う人もいると思います。
しかし適切な濃度を守ると人体に影響なく安全に菌やカビの抑制に役立つんですね。
今は介護施設や病院などでも菌やカビの繁殖を抑制するために活用されているケースが増えており、小さなお子さんやご年配の方でも安心してお使いいただけます。
身近な所では、次亜塩の希釈液が飲み水の菌抑制に使われていたりします。
さて、用途に合わせて次亜塩の活用の仕方をご紹介していきたいと思います。
台風直後にはやめに除菌しよう・次亜塩の活用方法
家じゅうを除菌する
床に浸水した住居の場合、完全に除菌するのは難しいと言われていますが、軽傷で済んだ場合は次亜塩を部屋中に一定期間拡散させておくのがおすすめです。
今では次亜塩を適切な濃度に薄めて部屋に均一に拡散させる専用機器も販売されていますから、気になる方はお調べになってみてくださいね。
床の除菌
豪雨や川から流されてきた水とともに泥が入り込んできた場合は、一般的な塩素系の漂白剤を50倍に薄めて除菌します。
例えば1リットルのペットボトルでこれを作るとしたら、水一リットルに対して漂白剤が20mlです。
一度使用した雑巾やタオルなどはビニール袋などにいれて口をしめ、早めに処分しましょう。
住居の一部分
ドアノブ、便座など住居の一部分の除菌に関しては250倍に薄めて除菌します。
スプレーにして常備しておくなどすると、ちょっとした家事にも使えますのでお試しになってみてください。
上の3つのように次亜塩の活用方法は割とシンプルです。
カビが体内で増殖すると疫病にり患したり、ウイルスに感染して大変な感染症状を起こす場合もあります。
東北大震災でもこのようなカビや菌による被害が沿岸部で問題になったケースが多かったとお聞きしていたので今回台風後に早めにこのようなテーマでお送りしました。
まとめ:台風後の除菌は早めに
次亜塩による菌やカビの抑制についてお伝えしました。
特に塩素系漂白剤を薄めて除菌に活用する方法は手軽で簡単に取り組めます。
もし身近な方が浸水被害にあわれていたら、ぜひお伝えしてあげてください。