食欲のメカニズムを知る

コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除されたあと、弊社では以前よりも増してイライラして食欲が爆発してしまったと相談される方が増えました。

 

イライラの原因はそれぞれあると思うのですが、今月は食欲のメカニズムについてお伝えしますので、コロナ後の生活習慣の参考にしていただければと思います。

 

2つの食欲の視点

 

脳の研究ではまだまだ解明されていない領域が多いほどですが、現在まで分かっている食欲のメカニズムについて2つの視点からお伝えします。

 

血糖値と食欲

 

はじめにお伝えする食欲のメカニズムは分かりやすいです。

 

食事に含まれる糖質を摂取することで血液中の血糖値が上昇します。

 

この血糖値が上昇するタイミングが食事開始からおよそ20分後と言われており、ちょうど満腹中枢に対して「お腹がいっぱいになりつつある」というシグナルが送り込まれる。

 

すると食後徐々に血糖値が下がり出し、数時間たつとまた食欲が湧きおこるというサイクルが出来上がります。

 

炭水化物を無性に欲してしまうのが繰り返されている、という方はちょっと注意しておきましょう。

 

糖質を摂取するとエンドルフィンという脳内物質で脳が一度ハイになり、しばらくたつとすると血糖値を下げるべくインスリンが分泌され、今度はアドレナリンが分泌されてイライラしだします。

 

イライラの解消にまた糖質を摂ってハイになるように脳に仕向けられるかのようですね。

 

この糖質と脳の関係を聞くとぞっとしませんか?

 

 

脂肪の量と食欲

 

私たちは食事から摂取した栄養を脂肪に変え、脂肪細胞という細胞にため込んでいます。

 

増量すると一つ一つの脂肪細胞が大きくなって見た目も大きくなるイメージです。

 

この脂肪細胞の中にため込まれた脂肪の量が食欲中枢のオンとオフに関わっており、それがレプチンというホルモンによって調整されているのです。

 

通常の場合は食事をして適量を摂取すれば、脂肪細胞から出たレプチンが食欲を抑制するように働きかけるのですが

 

肥満状態になるとレプチンの効きが悪くなってしまい食欲の抑制が効かないようになり、適量を過ぎても食べ続けてしまう、というような過食が起こりやすくなります。

 

 

 

 

現在まで分かっている範囲で、「血糖値・脂肪の量からみた食欲のメカニズム」をお伝えしました。

 

2つの視点で見ると食欲の抑制が根性や理性だけでは済まない事がありそうだな、ということがお分かりいただいたと思いますが、暴走する食欲をいいようにしておくのも困りますよね。

 

食欲はウオーキングなどのリズム運動や、4月にお伝えした呼吸法などで出てくるセロトニンによって抑制できるとも言われます。

 

コロナ後の爆発的な食欲でお困りの方は、気分転換の意味でも気軽なウオーキングや呼吸法を試してみてくださいね。

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