健康診断が近い!LDLコレステロールと中性脂肪をケアする思考法
多くの会社で健康診断が行われている時期です。
30代以降の人は男女問わず「コレステロール値・中性脂肪」が気になりだすお年頃ですね。
しかしこのエステサロンでご来店される方からそれらのケアを具体的にお聞きすると「ちょ、ちょっと待って本気ですか?」といった闇雲やその場しのぎな雰囲気が否めずイチから考え方をお話しすることが多いです。
今月はこれと言った対策が見つかっていない人に向けてサロンでもお伝えしているメタボ数値の改善ポイントをお伝えして行きたいと思います。
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中性脂肪はなぜたまっていく?!
悪玉コレステロールと中性脂肪、この2つって「両方思わしくないんだよなあ」と実感している人は多いと思います。
まずはわかりやすく中性脂肪がなぜたまっていくのかを考えて行きましょう。
中性脂肪は「糖質・脂質・たんぱく質」の3大栄養素が吸収され、余分なエネルギーとして残ったときに脂肪細胞に蓄積されていきます。
脂肪細胞がどんどん大きくなると体重が増えて体が大きくなっていきますが、脂肪細胞にたまっているのが中性脂肪なんですね。
さてこの中性脂肪を抱え込んで大きくなった脂肪細胞、実は代謝にかかわるホルモンが存在しており、脂肪細胞が大きくなった体ではこの代謝にかかわるホルモンが減るというのです。
つまり脂肪細胞が大きくなればなるほど脂肪を燃やす力が衰えていくので「一度体重が増えると痩せにくさを感じる」ようになるんですね。
そして中性脂肪が増えると実はLDLコレステロールも連動する形で増えるようになっています。
中性脂肪と連動するLDLコレステロール
よく「脂っこい食生活を送っているから中性脂肪もコレステロールも高くなった」と実感する人は多いと思いますが、二つの数値は連動しているんですよね。
今月特に注目したいのは脂肪細胞に存在している代謝にかかわるホルモンであるアディポネクチンの効きをよくして、連動している中性脂肪とLDLコレステロールの2つの値を同時にケアするといった考え方。
代謝がそもそも悪くなってしまっている大元に着目して、要らないものを排出しやすいような体つくりをめざすというものです。
健康診断で中性脂肪やLDLコレステロール値が上がると大方の人は「とりあえず食事制限!」と頑張る人が多いと思いますが、それよりは「代謝がいいからだつくりって何だろう?」と考えてみたほうがいくつになっても脂肪やコレステロールがたまりにくいより体を維持しやすくなります。
さてこの代謝にかかわる痩せホルモンとよばれるアディポネクチンですが中性脂肪を適正値にケアすることでLDLコレステロールをコントロール、さらには血糖値のケアも同時に期待できると言われています。
来月の雨宮悠天の香る毎日@FM泉ではこのアディポネクティンの具体的ケア方法について今月の続編としてお伝えして行きたいと思います。
また幣サロンではアディポネクティンの効きを良くする体のメンテナンス方法をお伝えしています。具体的にはサロンで施術をするほか、ご自宅でできるセルフケアの方法も一緒にお伝えしていますのでご興味のあるかたはお問い合わせ下さい。